目玉焼きのこだわり

直訳すると「揚げた卵」を意味する「fried egg」は、目玉焼きも含めた卵料理全般を指すときに使われます。
目玉焼きのようなシンプルな料理ほど、好みや食べ方にこだわりがあるように、
焼き方によって英語の言い方も異なります。
よく目にするスタンダードな片面焼きの目玉焼きは、「sunny-side up」と言い、両面焼き半熟の目玉焼きは、「over-easy egg」と言います。 さらに、固めの
目玉焼きを好む方の焼き方である両面を黄身まで焼いた目玉焼きは、「over-hard egg」と言います。

一般的に美味しいとされている、表面がしっとりした黄身が半熟の目玉焼きが私も好みです。味つけは塩とコショウがベストですが、目玉焼き丼を食べるときは醤油が美味しいです。
黄身がお皿に流れてしまわないように、目玉焼きを食べるときは、白身を外側から崩し、黄身の周囲の白身は残します。 黄身が崩れないように気をつけながら、1口で食べます。 ゆるい半熟状態の黄身が、私にとって最高の目玉焼きですが、白身を食べている最中、黄身を崩してしまうことがあると、損をした残念な気分になります。

エッセイや漫画などにも書かれているいろいろな食べ方のこだわりの中で、私が好きなのは、映画「マルサの女2」に出てくる1シーンです。 故三國連太郎氏が扮する脱税した地上げ屋が、朝食中マルサの捜索を受け、大慌てで逃げようとしました。 このとき、残っていた目玉焼きに顔を近づけ、一気にすすっていたシーンは、三國氏の凄まじい怪演ぶりと、グルメで有名だった故伊丹十三監督のこだわりが伝わりました。

これからも私は、残念な気分にならないように気をつけながら、こだわりの美味しい目玉焼きをいただきます。

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